面接にはコツがある
転職のためには、避けられないのが面接です。苦手意識を持っている人も多いと思いますが、雇う側からすれば、応募者がどのような人となりなのかを汁ための重要なプロセスです。面接は苦手という人が多いので、多くの転職サービスでは面接の対策も行っています。特に人材紹介サービスや転職エージェントなどは、雇用側とも太いパイプを持っているので、例えばある病院の面接はどのようなものか、どういった内容の質問がされるのかなどのある程度の傾向を把握しています。それを元に、実際の面接に近い形で予行演習を行うことができるので安心です。
転職面接において聞かれることはいくつかありますが、大きくは3つの柱があります。あなたのこれまでの経歴、あなたがこの職場を希望する動機、そしてあなたが前の職場を辞めた理由です。このうち、これまでの経歴についてはそれほど心配はいりませんね。転職活動を始める際に行った自分のキャリアの棚卸によって、あなた自身はこれまでよりもはっきりとあなたの看護師としてのキャリアを把握しています。これを簡潔に説明し、それによって得たものを生かし、どのような看護ができるのかということをアピールすることができれば御の字です。そしてそれは、志望動機の説明にもつながってきます。あなたの経験を元に、あなたは今後どのような看護師になりたいのか、どのような仕事をしていくのかということも明確になっていはずです。それを踏まえ、この職場が自分の経験を生かすことができるであろうということ、どのような点でそう感じたかということはっきりと伝えることです。
これまで職場でどのような業務を経験し、どのようにして問題に対処してきたか、それによって何を得たか。そして、それを新しい職場にどう生かすことができるのかを説明すれば、面接官の心をしっかりとつかむことができるはずです。それに加えて、将来どのような看護師になりたいのかというビジョンも伝えることができれば、面接官はあなたが今後この職場でどのようにして活躍することができるかをはっきりと把握することができます。転職を希望した理由を聞かれた時は、とにかくポジティブな理由を述べるように心がけましょう。例え人間関係の問題だったり、待遇面の問題だったりしても、前の職場を悪く言うような形になるのは好ましくありません。
従前の通り自分のキャリアビジョンを明確にした上で、それを実現するためにはこの職場が一番良いと思ったからだという形で説明できるのが理想です。